KotlinDive

プログラミング言語 Kotlin についての入門ブログです。

2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

null安全

null安全について JavaやC++、Objective-Cなどの言語では、プログラムを実行するまでオブジェクトがnullであるかどうかがわからない場合があります。 そのため、プログラマーは手動でオブジェクトがnullでないことをチェックするコードを作成して対策する必…

レンジ

レンジの基本的な使い方 レンジは数値の範囲を表すために利用する式です。 「..」演算子や「..」演算子に対応する関数である「rangeTo()」関数を「in」キーワードと組み合わせて利用します。 「a..b」で「aからbの間」という意味になります。 比較で利用する…

繰り返し(for、while)

for kotlinでのforはC#のforeachのようにコレクションの要素に順番にアクセスできます。 もちろん、C言語などでよくあるN回繰り返すというような処理も可能です。 そのような場合にはレンジを利用します。 fun main(args: Array) { val fruits = listOf("app…

条件分岐(if、when)

if 基本的な使い方 Kotlinでは、ifは式として機能しています。 つまり、ifが値を返して、その値をそのまま変数に代入したりできるということです。 もちろん、通常の条件分岐としても利用できます。 fun main(args: Array) { // 通常の使い方 val num = 10 i…

コレクション

Kotlinのコレクション Kotlinでは、他の多くの言語と違い、コレクションがミュータブル(可変)であるかイミュータブル(不変)であるかを厳密に区別します。 イミュータブルなコレクションでは、sizeやgetなどの読み取り操作は可能ですが、要素の書き換えなどは…

関数

関数の基本的な使い方 Kotlinでは、「fun」キーワードで関数を宣言します。 fun 関数名(引数1: 引数1の型, 引数2: 引数2の型): 戻り値の型 { // 処理 return 戻り値 } 引数や戻り値は、それらがなければ省略することができます。 fun 関数名() { // 処理 } …

データ型(文字、文字列)

1. 文字型 Charが文字型です。C言語などと違い、直接的に数値として扱うことはできません。 文字リテラルはシングルクォートで囲います。 バックスラッシュを利用することで、エスケープシーケンスを利用することもできます。 \t 水平タブ \b バックスペース…

基本的な演算

1. 演算子 Kotlinでは一般的な演算がサポートされています。 それぞれの演算子には対応する予め決められたメンバ関数かエクステンション関数があります。 operator修飾子をつけて、これらの関数をオーバーロードすることができます。 2. 単項演算子 他のプロ…

データ型(数値、真偽値、配列)

1. Kotlinのデータ型 Kotlinでは、基本的にすべてメンバ関数やプロパティといったものを備えるオブジェクトとして扱われます。 数値型やブール型、文字列型などは実行時にはプリミティブとして扱われますが、 プログラマーとしては通常のクラスと同じように…

標準コーディングスタイル

1. Kotlinのコーディングスタイル Kotlinにはオフィシャルなコーディングスタイルがあります。 基本的にはこのコーディングスタイルに従ってコーディングするのがいいでしょう。 標準コーディングスタイル(公式サイト) 2. ソースコード まずは、ディレクト…

忙しい人のための基本的なコードスニペット集

1. 基本的なコードスニペット 忙しい人や、Kotlinの雰囲気を知りたい人のためにKotlinの基本的な書き方のスニペットを集めました。 1-1. パッケージとインポート package testpackage fun testprint() { println("test print.") } import testpackage.* fun …

Kotlinについて

1. Kotlinとは何か? Kotlin(コトリン)はロシアのJetBrains社によって開発された モダンなマルチプラットフォームアプリ向けの静的型付けなプログラミング言語です。 公式サイト 公式サイトのドキュメントなど 2. Kotlinで何ができるのか? Webアプリではク…